待合室のような一室。舞台中央に椅子が三脚。

下手には机が一台、その向こうには何処かにつながっているようにカーテンで仕切られている。

上手には待合室の出入りようのドア。室内は薄暗い感じはするものの、何でもない一室がある。


中央三脚の椅子の右端で一人の男(A)がゲームボーイをしている。下手机には女(A)が一人座り、書類のようなものをめくったり、ペンで何かを書いたりしている。上手ドア付近では一人の男(B)がウロウロと所在なさげに歩き回っている。ゲームの音がしている。


第一場

ウロウロしていた男(B)が男(A)の前を何度か横切り、その度に男(A)はそれを気にしている様子。


男(A)
(ゲームをしながら)あっ、あっ、あぁーーー!ちきしょう!・・またゲームオーバーだよぉ!(ゲームを投げ出して)


男(B)
(気にしない様子でひたすらウロウロと歩き回っている。)


男(A)
(Bを面倒臭そうに見ながら)・・・ねぇ、ちょっとアンタ。


男(B)
(声に気づかず、ウロウロしてる)


男(A)
(さっきより大きな声で)ねぇ!ちょっと!


男(B)
(まったく気づかない)


男(A)
(更に大きな声で)ねぇ!ちょっとアンタ!


男(B)
(やはり気づかない)



机に座っている女(A)がシッーのポーズをする。


男(A)
ちぇっ(舌打ちしてから、男Bの元へ歩いて行くき、肩をポンポンと叩きながら)ねぇ、ちょっとアンタ。


男(B)
(驚いたように)・・あっ・・あぁ・・えぇと何か?


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